2019-03-14 第198回国会 参議院 環境委員会 第3号
つまり、津波というのは引き波があった後も膝ぐらいまでは水が残っておりますので、その冷たい水の中に浸って子供の名前を叫びながら捜しておりました。 私は、直後に駆け付けたときに、その上野さんにお会いをしております。上野さんはおっしゃっていました。
つまり、津波というのは引き波があった後も膝ぐらいまでは水が残っておりますので、その冷たい水の中に浸って子供の名前を叫びながら捜しておりました。 私は、直後に駆け付けたときに、その上野さんにお会いをしております。上野さんはおっしゃっていました。
引き波、来る波、三十二回までは数えたけれども、あとはわからなかったとおっしゃっておりました。そういうことを実は津波訓練をやっていた我々が教えられていなかった。 そしてもう一つ。実は私も小さいときは、先ほど大船渡市字茶屋前六十四の二と言いましたが、須崎川という川が流れておりまして、川の脇に住んでいました。
引き波の残る水たまりの中に膝まで入っていって、寒い中、何もなくなった中を棒切れで御遺体がないか捜す。原発事故により捜索もままならない方々のお気持ち、最愛の夫を妻を子供を父を母を亡くした方々の気持ちが大臣にはよくお分かりになっていただけていると思います。
要するに、高台に、一定の高いところに置いたからとか、引き波対策で取水路を斜めに、たとえ引き波でもちゃんと冷やす水がとれるようにとか、そういう構図にはなっているんです。 でも、よくよく見ていただきたい。地盤が一メートル沈下しました。なので敷地の高さは十三・八メートル、津波の高さは十三メートル。ですから、その差わずか八十センチで難を逃れたのであります。
さらに、レベル1を超える高い津波では、防潮堤があることで津波の引き波が遮られ、そこにまた津波が来て、かえって浸水の影響が大きくなるとの分析が記述されています。そして、レベル1を超える高い津波については、中央防災会議専門委員会が期待した粘り強い海岸堤防による減災効果は実現できないというふうに断じているわけですね。
その効果は、森の防潮堤が津波のエネルギーを波砕効果で減殺させ、そして水位を低下させる、そして引き波のときにはフェンスとして海への人命の流出を防ぐ効果があるというふうにされております。
水位がどれだけ下がったか、着底までに何メートルだったか、どれぐらいの引き波が来たときに危険になるかなんというのを調べるのは、私はイロハのイだと思いますよ。そんなこともやらないでどうやってマニュアルの見直しをやるつもりなのか、本当に怒りを禁じ得ません。 大津波の引き波による着底だけではありません。
○国務大臣(岸田文雄君) まず、大津波の引き波の影響につきましては、基本的には、米側から、引き波により船体が海底に接触する事態が発生した場合でも、原子炉は船の中で最も安全である船の中心に置かれているため、原子炉の安全は維持されると、こうした説明を受けております。
七・二メートルの堤防を造るとともに、単にそれだけではコンクリートというものが目立ち過ぎたり、そして波が越えて、そして引き波にやられるということがありまして、六月三十日には私も出かけまして、横浜国大の宮脇先生とともに、そしてまた気仙沼で、今のところで防潮堤がないのもいいんじゃないかと言っている東北大学の先生にも来ていただいて、ここは合意の下で森の防潮堤というものを造ろうと、緑の防潮堤を造ろうということで
こういうような想定で、では、今度はそこのところに、構造物の高さではなくて中身をどうしようかというときに、コンクリートではなくて緑の防潮堤というような形で、そこに木を植えるとかいうような、そしてまた、引き波ということをおっしゃいましたけれども、確かに、引き波というときに、植える木が、針葉樹がいいか広葉樹がいいかと、宮脇昭さんの提言のように、松は意外と横にはうものですから弱いです。
いや、そうではなくて、何か、いわきで実際に津波があったときに、引き波が一番怖いと言われていますが、この引き波に対して、防潮林が非常にそれを弱める役割をして多くの命を救ったことがあったということを被災地から聞いておりますが、こういった防潮林を設置する。
これを精査していただきたいんですが、どういうことが書いてあるかというと、つまり、津波が起きて、津波は押し波と引き波がある、引き波が起きたときには二次冷却水の取水口よりも水位が下に下がっちゃう、そうすると冷却水の摂取ができなくなりますねという話がまず前段にあります。これが、引き波はずっと固定したものじゃなくてまたもとへ戻りますから、水はとれるから冷却はできるわけでありますけれども。
実は、この問題について、三・一一福島第一原発事故以前に、もう何年も前から国会で、地震と、それから津波については、今回、押し波が中心ですが、押し波と引き波によって全電源喪失から炉心溶融に至る、この問題と、引き波が大きくなればそもそも機器冷却系の冷却水がとれなくなって冷却機能を失うという問題など、繰り返し指摘してきました。 しかし、TEPCOの方はこれに全く対応しませんでした。
津波をかぶれば内部電源喪失と、これはフォルスマルク原発で既に内部電源喪失の例があるわけですが、そういう事態を挙げたり、引き波のときには逆に冷却水そのものがとれなくなってしまうという問題などを取り上げてきたんですが、いずれも無視されてきました。その結果、こういう事故を起こしてしまったと思うんです。
押し波もそうなんですが、引き波の場合にはそもそも冷却水がとれなくなる。そういったこともずっと議論してきたんだけれども、全然真面目に取り扱おうとしなかったわけですよ。それであの事故をやっちゃったわけですね。 今の対策というのは物理的な対策なんですね、今おっしゃっておられたのは。
これに加え、今後、専門家の意見を聴取しながら、今回の知見も踏まえ、津波対策全般に関して検討を進め、引き波を含め、津波の評価を適切に実施し、極力早期に適切な対応をとるよう取り組んでまいりたいと考えています。 次に、シビアアクシデント対策と再稼働の是非についてのお尋ねがございました。
東電内部でも原発敷地内の南側で押し波による十五・七メートルの波高を想定しながら、なぜ津波対策をとらなかったのか、安全よりコスト優先があったのではないのか、また、全国の原発の引き波の想定値の見直しと取水口の位置をいつまでに改善させるのか、はっきりお答えいただきたいと思います。
○枝野国務大臣 まず、先ほどの引き波の話なんですが、引き波については、想定値とポンプの取水位置との関係で大丈夫だということではなくて、一つには、そもそも引き波時に備えて、ポンプを停止させる等で焼き切れないようにするという手順を決め、これをしっかりやらせると同時に、通常のポンプで取水できない場合の代替措置がしっかりと定められて、実行可能であるということをストレステスト等で確認しているという報告を受けているところでございます
次に、今回問題になった津波の問題なんですが、津波には押し波と引き波があるんですね。押し波の被害でどうなるかは、福島事故でもう実証されたわけです。
○班目参考人 この津波においては、押し波だけではなくて引き波というのも非常に大切なことだということはよく知られていることでございます。したがいまして、原子力安全委員会の方の指針においても、この引き波について十分な配慮をするようにというふうな形で指針を策定してございます。
例えば、津波の押し波に対しましては、海水ポンプのかさ上げを図り、また引き波に対しては、海水ポンプを停止する手順書を定めておりました。しかしながら、津波の襲来によりまして、複数号機の全交流電源と直流電源及び除熱機能を長時間喪失した、こういうことになりまして、結果として今回のような事態を引き起こしてしまったこと、大変申しわけなく思っている次第であります。
漂着した、堆積したヘドロとか瓦れきを除去することは今回の漁場の再生を図る事業の対象になるわけでありますけれども、逆に、今申し上げましたように、漁場そのものが大津波で、引き波によって根こそぎさらわれてしまった、喪失した場合に、そこに埋め戻しをする、あるいは形成する、砂を投入するという、覆砂事業といいますけれども、これが実は対象になっておりません。
津波について伺っておきますが、例えば島根原発の場合、津波の引き波の想定というのは、これは島根原発でも伺っておりますが、標準海水面からマイナス五・七メートルなんです。ところが、機器冷却系、すなわち、原発停止のときのRSWポンプの海水引き込み口の水位というのは、一号機でまだマイナス二・四メートルのままなんですよ。二号機はマイナス三・五メートルなんですよ。
指摘しているのに、島根ではまだ引き波対策もとられていないんです。こういうことで、これからも政策を変えずに原発中心にエネルギー政策を進めるというのは、これは間違っていますから根本的に改めるべきだ、このことを申し上げまして、時間が参りましたので、質問を終わります。
引き波の場合、福島はたまたま震源域が近かったから引き波が小さいんですね、引き波の場合には冷却水そのものが失われてしまう。ですから、これを取り上げたのは二〇〇六年の三月、予算委員会でやったんですが、あれから五年たつんですが、まだ対策はとられていないわけです。
しかし、今回の場合は、大津波が押し寄せ、そしてたくさんの瓦れきを含んだ引き波によって、何度も何度も沿岸部の中小企業も大企業も工場が津波にさらされたわけです。そして、工場などの建屋、建築物が損害を受けた、破損したわけです。解体せざるを得ない状態になっているものが大変たくさんあります。被災を受けた大企業からも、中小企業と同じ扱いにしてほしいという声が上がっています。
そして、引き波によって、上流の家屋などの瓦れきが猛烈な勢いで工場などを襲撃してきたということです。被災の原因が余りにも違うわけです。 この点をぜひ考慮していただいて、さらに、大企業の再びの操業に向けてのスピードが地域雇用に密接に関係していることもあわせて考えていただきまして、大企業の解体工事も中小企業と区別なく国庫補助の対象となりますように、重ねてお願い申し上げます。
○紙智子君 漁港内、それから漁場というのは、津波の引き波でもう相当の陸上からの瓦れきが流れ込んでいるわけですが、その上、大量の砂もたまっているということです。海の中の瓦れきの処理というのは、これはどれぐらい掛かるのかということについて、環境省と水産庁にお聞きしたいと思います。